日本語が苦手でも、英語が得意なら大丈夫? 英語力を活かした中学・高校の選び方

日本で中学受験や高校受験を考える際、「日本語がまだ十分ではないけれど、英語には自信がある」という生徒もいるのではないでしょうか。特に、海外から日本へ来たばかりの生徒や、インターナショナルスクールなどで英語を中心に学んできた生徒の場合、日本の一般的な入試に不安を感じることもあると思います。

しかし、日本語が苦手だからといって、学校の選択肢がなくなるわけではありません。

日本には、英語力を評価する入試や、外国人生徒・帰国生を対象とした入試、英語で学べる教育課程を設けている学校もあります。今回は、英語が得意で日本語に不安がある生徒が、どのように中学校・高校を選べばよいのかをご紹介します。

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1.まずは「英語が得意」の中身を確認しよう

学校選びを始める前に、確認しておきたいことがあります。

それは、どの程度の英語力があるのかという点です。

例えば、英検2級に合格している生徒と、海外の学校で英語を使って数学や理科を学んできた生徒では、同じ「英語が得意」でも強みが異なります。

確認したいポイントは、次の4つです。

・英語で日常会話ができるか
・英語の文章を読み、作文を書くことができるか
・英語で数学や理科などの授業を理解できるか
・英検などの資格や、海外の学校での学習歴があるか

特に、英語で教科学習ができる生徒は、英語を活用した教育課程のある学校も候補に入れやすくなります。一方、英語の試験で高得点が取れても、英語で専門的な内容を学ぶことには慣れていない場合もあります。そのため、英語力を一つの基準だけで判断しないことが大切です。

2.中学受験では、英語入試や帰国生入試に注目

一般的な中学受験では、国語・算数・理科・社会などの試験が実施されます。日本語の読解力が十分でない生徒にとっては、特に国語や、日本語で出題される文章問題が大きな負担になる場合があります。

そこで注目したいのが、英語入試や帰国生入試です。

私立中学校の中には、英語を試験科目に取り入れている学校や、帰国生向けに一般入試とは異なる選考方法を用意している学校があります。例えば、英語の筆記試験や英語面接を中心とした入試を実施する学校もあります。

ただし、注意したいのは、英語入試と帰国生入試は同じものではないということです。英語入試は英語力を評価する方式ですが、帰国生入試では、海外在住歴や海外の学校での学習歴など、一定の出願条件が設けられている場合があります。

英語が得意だからといって、すべての帰国生入試を受験できるわけではありません。

学校ごとの募集要項を確認し、自分が受験できる入試方式を探しましょう。

3.高校受験では、外国人生徒向けの入試も選択肢に

高校受験の場合、日本語の理解力が入試結果に大きく影響することがあります。

しかし、東京都には、日本語指導が必要な生徒を対象とした特別な入試制度があります。その一つが、「在京外国人生徒等対象の入試」です。2027年度の東京都立高校入試では、一定の応募資格を満たす生徒を対象に、作文と面接による選考が行われます。作文と面接では、日本語または英語を選択することができます。実施校には、都立国際高校、飛鳥高校、杉並総合高校などが含まれています。

この制度は、国籍だけで受験資格が決まるものではありません。日本語指導の必要性や来日後の期間など、所定の条件を満たす必要があります。また、英語で受験できることと、入学後の授業を英語で受けられることは別の問題です。

受験制度だけでなく、入学後の授業や日本語サポートについても確認しましょう。

4.英語で学べる学校も検討しよう

英語力が高い生徒の場合、英語を活かした授業を展開する学校も選択肢になります。

代表的なものとして、次のような学校があります。

① 英語教育に力を入れている私立中学・高校

英語の授業時間が多い学校や、英語でディスカッション、発表などを行う学校があります。ただし、英語教育に力を入れている学校でも、数学や理科などは日本語で授業を行う場合があります。

② 国際バカロレア(IB)教育を実施する学校

国際バカロレアは、探究型の学習や国際的な視点を重視する教育プログラムです。学校によっては英語で学ぶことができますが、すべてのIB認定校で英語による授業が行われるわけではありません。また、中学段階と高校段階では実施するプログラムが異なるため、学年や使用言語を確認する必要があります。

③ インターナショナルスクール

英語を中心に授業が行われる学校もあり、英語での学習経験が豊富な生徒にとっては、学びやすい環境となる可能性があります。ただし、インターナショナルスクールは、学校によって法的な位置付けや卒業後の進学資格が異なります。日本の大学への進学も考えている場合は、大学入学資格を取得できる課程かどうかを必ず確認しておきましょう。

5.学校選びで最も重要なのは、入学後の学習環境

ここで特にお伝えしたいことがあります。

それは、「合格できる学校」と「入学後に無理なく学べる学校」は、必ずしも同じではないということです。

例えば、英語の筆記試験と面接で合格できたとしても、入学後の授業がほとんど日本語で行われる場合、勉強についていくことが難しくなる可能性があります。

そのため、学校説明会や個別相談では、以下の点を確認することをおすすめします。

・数学・理科・社会などの授業は何語で行われるか
・日本語が苦手な生徒への学習サポートはあるか
・日本語の補習や個別指導を受けられるか
・英語力を伸ばせる授業やコースがあるか
・卒業後は日本国内と海外のどちらの大学への進学に対応しているか

特に、日本で長く生活し、日本の大学への進学を希望する場合には、英語力を活かすことと同時に、日本語力を伸ばしていくことも大切です。

6.日本語と英語、両方を伸ばす進路選択を

日本語に不安がある生徒の中には、英語であれば自信を持って発言できる、英語の文章であれば深く理解できるという生徒もいます。その強みを、学校選びで活かさない手はありません。一方で、今後も日本で生活し、日本の学校や大学で学ぶ可能性があるなら、日本語力を少しずつ高めていくことも重要です。

英語力を活かして進学の選択肢を広げながら、日本語力も伸ばしていく。

この両方を考えることで、将来の進路の幅をさらに広げることができます。

日晴塾では、一人ひとりに合った進路選びをサポートします

日晴塾では、日本語力や英語力、これまでの学習経験、将来の進路希望などを踏まえ、生徒一人ひとりに合った受験準備を大切にしています。

日本語が苦手だからといって、最初から志望校を諦める必要はありません。英語力を評価する入試、外国人生徒向けの入試、国際的な教育課程のある学校など、さまざまな可能性を検討することができます。

大切なのは、現在の学力だけでなく、入学後にどのような学習を続け、将来どのような進路を目指したいのかを考えることです。

「日本語が苦手で、どの学校を選べばよいか分からない」

「英語力を活かして中学・高校受験をしたい」

「日本の学校とインターナショナルスクールのどちらがよいか悩んでいる」

このようなお悩みをお持ちの方は、ぜひ日晴塾までお気軽にご相談ください。日晴塾は、一人ひとりの強みを大切にしながら、これからの進路選びをサポートしてまいります!

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