在京外国人生徒等対象入試とは?どのような生徒が対象になるの?

中国から来日したばかりだけれど、日本の高校に進学できる?

外国籍なら、外国人生徒向けの入試を受けられる?

日本国籍でも、海外生活が長い子は対象になる?

東京都立高校には、日本語指導が必要な生徒に向けた「在京外国人生徒等対象の入試」があります。

ただし、外国籍であることだけで受験資格が決まるわけではありません。お子さまの学校歴や来日時期、住所などを確認する必要があります。

今回は、2027年4月入学に向けた東京都教育委員会の案内をもとに、対象となりうる生徒と、確認しておきたいポイントをご紹介します。

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外国籍だけでなく、日本国籍の生徒も対象になりうる

制度名に「外国人生徒」とありますが、対象は外国籍の生徒に限られません。

日本国籍でも、海外で育ち、日本語指導が必要で、所定の応募資格を満たしていれば対象となる可能性があります。一方、外国籍であっても、応募資格を満たさなければ、この選抜には出願できません。

そのため、「中国籍だから受けられる」「日本国籍だから受けられない」と判断せず、お子さまの状況を整理することが大切です。

どのような学校歴の生徒が対象になるの?

東京都教育委員会の案内では、日本語指導が必要であることや住所等の条件に加え、次のような学校歴の区分が示されています。

学校歴の区分確認するポイント
日本の中学校を卒業する予定、またはすでに卒業している入国後の在日期間など
外国の学校を卒業する予定、またはすでに卒業している修了する課程や卒業時期など
日本国内の外国人学校で学んでいる、または修了している外国籍であること、日本の中学校相当の課程を修了することなど
海外の日本人学校で学んでいる、または修了している日本の中学校相当の課程を修了することなど

これは対象となりうる区分を整理したものです。実際の応募資格は、学校の種類や修了した課程、必要書類を含めて確認します。

例えば、中国の中学校を卒業してから来日した場合も、「日本の中学校に通っていないから受験できない」と決めつけず、確認してみましょう。

「来日3年以内」は、いつを基準に考えるの?

日本の中学校を卒業予定・卒業済みの生徒については、高校入学日までの在日期間が条件になります。

2027年度の案内では、2024年1月1日以降に入国した人は、入国後の在日期間が3年以内とみなすとされています。単純に、出願日から3年前までを数えるわけではありません。

また、海外と日本を行き来している場合は、どの入国日をもとに確認するのかも含め、パスポートなどを用意して相談しましょう。

東京の近くに住んでいれば受けられる?

住所の条件も確認が必要です。

全日制を検討する場合は、本人と保護者の都内での同居や、入学までに転居する場合の手続きを確認しましょう。一橋・浅草・荻窪・砂川の各高校では、都内在住または都内勤務など、住所・勤務に関する別の条件が案内されています。

神奈川・埼玉・千葉などから通える距離に住んでいても、通学できることだけで出願資格を満たすとは限りません。引越しを予定しているご家庭も、時期や必要な手続きを早めに確認してください。

日本語がN4程度なら対象になる?

「N4程度だから対象」「N3に合格しているから対象外」と、JLPTの級だけで判断することはできません。

確認した応募資格の案内では、JLPTの特定の級を一律の基準とするのではなく、日本語指導が必要であることが条件として示されています。

相談に向けては、資格の有無だけでなく、学校で困っていることを整理しておくとよいでしょう。

例えば、日常会話はできても、授業の説明や教科書の文章を理解すること、自分の考えを作文にすることには難しさがあるかもしれません。

お子さまが「できること」と「支援が必要なこと」を具体的に把握することは、受験準備や高校選びにも役立ちます。

まずは、事前応募資格確認を利用しましょう

対象になるか迷ったときは、ご家庭だけで判断せず、中学校の先生や東京都教育委員会に相談しましょう。

2027年度入試に向けた東京都庁での事前応募資格確認は、2026年11月15日・12月6日に予定されています。12月20日は、それまでの回で確認が終わらなかった人のための日程です。参加には事前予約が必要で、中国語の通訳も案内されています。

相談する前に、次の情報をまとめておくと準備を進めやすくなります。

・来日した時期と、その後の出入国歴
・これまで通った学校と、卒業・修了の時期
・本人と保護者の現在の住所、転居の予定
・日本語での学習で困っていること

必要書類は学校歴などによって異なるため、公式案内を確認してから用意しましょう。

受験資格の確認と、学習準備を一緒に進めましょう

在京外国人生徒等対象入試を検討するときは、まず応募資格を確認し、そのうえで志望校に合った準備を進めることが大切です。「対象になるか分からない」と迷っている間にも、日本語を読む・書く・話す練習や、中学校の学習内容の復習は始められます。

日晴塾では、お子さまの日本語力や学習状況を伺い、今の段階で何を優先して学ぶか、一緒に考えていきます。高校進学に向けた学習準備にお悩みの方は、ぜひご相談ください。

※本記事は2026年10月時点の公式情報をもとに、2027年4月入学の選抜について紹介しています。応募資格の最終確認は、東京都教育委員会または志願先の高校で行ってください。

参考:東京都教育委員会「2027年度 在京外国人生徒等対象4月入学生徒の選抜・事前応募資格確認のお知らせ」

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