中学受験・高校受験に向けて学校を探し始めたものの、
「学校が多すぎて、どこから調べればよいか分からない」
「学校のホームページを見ても、違いがよく分からない」
「子どもに合う学校を、効率よく比較したい」
と感じているご家庭も多いのではないでしょうか。
そのようなときに活用したいのが、複数の私立中学校・高等学校が一つの会場に集まる「合同説明会」や「進学相談会」です。
合同説明会では、一度の来場で多くの学校の情報を集められるだけでなく、学校の先生や入試担当者に直接質問できる場合もあります。ホームページやパンフレットだけでは分かりにくい、学校の雰囲気や教育方針、入試の特徴などを知る貴重な機会です。
今回は、2026年夏に関東・関西で開催される、注目度の高い中学・高校合同説明会をご紹介します。
合同説明会に参加するメリット
合同説明会の最大のメリットは、短時間で複数の学校を比較できることです。
学校ごとの説明会に一校ずつ参加する場合、日程調整や移動に多くの時間がかかります。一方、合同説明会であれば、同じ日に複数校の説明を聞き、パンフレットを集めることができます。
また、参加する前には候補に入っていなかった学校と出会える可能性もあります。
通学時間や偏差値だけで学校を絞ってしまうと、本人に合った校風や教育内容を持つ学校を見逃してしまうことがあります。合同説明会で広く情報を集めることで、志望校選びの選択肢を増やせます。
① 東京都私立学校展
東京都私立学校展は、東京都内の私立中学校・高等学校が多数参加する、大規模な合同説明会です。
参加校数が非常に多く、東京の私立学校を幅広く比較できることが大きな特徴です。
各学校のブースでは、教育方針、学校生活、カリキュラム、大学進学実績、入試制度などについて説明を受けることができます。中高一貫校、男子校、女子校、共学校、大学附属校、進学校など、さまざまなタイプの学校が参加するため、まだ学校選びの方向性が決まっていないご家庭にも適しています。
こんなご家庭におすすめ
- 東京都内の私立学校を幅広く知りたい
- 一度に多くの学校を比較したい
- 中学受験と高校受験の両方を検討している
- 志望校候補をこれから探したい
参加校が多いため、当日にすべての学校を回ることは難しい場合があります。事前に参加校を確認し、気になる学校を5~10校程度選んでおくと、効率よく会場を回ることができます。
② 首都圏私立中学・高校合同相談会
首都圏では、東京だけでなく、神奈川・千葉・埼玉などでも、私立中学校・高等学校の合同説明会や相談会が多数開催されます。会場数が多いため、自宅から近い会場を選びやすいことが大きなメリットです。地域ごとの合同説明会には、その地域から通学しやすい学校が集まる傾向があります。
そのため、学校の所在地だけでなく、実際の通学時間、電車の乗り換え、スクールバスの有無なども含めて、現実的に通える学校を探しやすくなります。
地域別の相談会で確認したいこと
高校受験の場合は、学校の教育方針だけでなく、次のような点も重要です。
- 推薦入試の条件
- 併願優遇の基準
- 内申点の扱い
- 英検や漢検などの加点
- 欠席日数の条件
- 入試相談の有無
- 特待生制度
- コースごとの合格基準
現在の成績や模試結果、検定取得状況を伝えることで、具体的な相談ができる場合もあります。成績表や模試結果を持参してよいかどうか、事前に主催者の案内を確認しておくと安心です。
③ 大阪私立学校展
大阪私立学校展は、関西でも特に規模の大きい私立学校合同説明会です。
大阪府内を中心に、多くの私立中学校・高等学校が参加し、学校ごとの説明や個別相談を受けることができます。関西には、大学附属校、進学校、中高一貫校、国際教育に力を入れている学校、スポーツや芸術に特色のある学校など、さまざまな私立学校があります。
一度に多くの学校を比較できるため、関西圏で私立中学・高校を検討しているご家庭にとって、非常に参考になるイベントです。
比較しておきたいポイント
学校説明を聞く際には、次の内容を比較するとよいでしょう。
- 学校の教育方針
- 中高6年間、または高校3年間の学習計画
- 大学進学実績
- 系列大学への内部進学制度
- 特進コースや国際コースの内容
- 補習や講習などの学習支援
- 部活動と学習の両立
- 学費や奨学金制度
- 通学時間
- 学校行事や校風
偏差値だけでなく、本人が入学後の学校生活をイメージできるかどうかも大切です。
④ 関西私立中学・高校進学フェア
関西私立中学・高校進学フェアでは、大阪を中心に、兵庫や奈良などの私立中学校・高等学校が参加することがあります。
学校別の相談ブースが設けられ、入試制度や学校生活について直接質問できるほか、学校案内や入試ガイドブックなどの資料を受け取れる場合もあります。複数の府県の学校を一度に比較したいご家庭にとって、非常に便利なイベントです。
早めの来場がおすすめ
大規模な進学フェアでは、人気校の相談ブースに待ち時間が発生することがあります。また、会場で配布されるガイドブックや限定資料には、数に限りがある場合もあります。参加する学校が決まっている場合は、会場に早めに到着し、優先順位の高い学校から回るとよいでしょう。
在日外国人家庭が確認しておきたいこと
外国籍の生徒や、日本語を母語としない生徒の場合は、一般的な学校情報に加えて、次の点も確認しておくと安心です。
- 日本語学習の支援があるか
- 帰国生入試や外国籍生徒向け入試があるか
- 保護者向け資料は日本語のみか
- 面談時に通訳を利用できるか
- 英語や中国語を活用できるコースがあるか
- 入学後の学習フォローがあるか
入試に合格できるかだけでなく、入学後に授業についていけるか、学校からの連絡を保護者が理解できるかという点も大切です。
合同説明会へ持っていくと便利なもの
当日は、次のものを準備しておくと便利です。
- 筆記用具
- メモ帳
- 大きめのバッグ
- 飲み物
- スマートフォン
- 会場案内図
- 気になる学校の一覧
- 成績表や模試結果
- 質問リスト
学校ごとにパンフレットを受け取るため、資料がかなり多くなる場合があります。
紙袋やサブバッグを持参しておくと安心です。
