日晴塾では、中国国内から日本への転校に関する具体的な手続きや流れを紹介しています。
ではそれらの手続きを終え、無事に入学した後、どうやって違和感を取り除き、早く日本の学校に馴染むことができるのでしょうか?

第一歩:転校する家庭は、まず心の面でリラックスすること。
私たちは外国人として異国に転校してきたのだから、違和感や疎外感を持つのはごく自然なことだと理解しましょう。
「自分に問題がある」とは思わず、前向きな自己暗示を与えましょう。
このような違和感は時間とともに必ず消えていき、徐々に慣れていくものです。
第二歩:学校から配布される各種手引きをよく読み、学校の制度を積極的に理解すること。
転校直後は、さまざまな問題に直面します。例えば、日本語ができない、いじめにあう、学校に行きたくない、進学の悩みなど。
日本の学校にはこうした問題に対応する教育相談の仕組みがあり、保護者は事前に相談窓口について把握しておくことができます。
疑問点があれば、積極的に学校や先生に相談しましょう。
第三歩:学校の日本語学習支援を活用すること。
外国から転校してきた生徒向けに、学校では日本語の授業が用意されていることが多く、または日本語教室が指定されています。
授業場所は学校内(必ずしも本校とは限らない)で、通常はマンツーマン形式の日本語授業です。
さらに、もし日本語力がまだ足りない場合でも、日本人のクラスメートと一緒に試験を受けたり、辞書を使って単語を調べたり、ふりがながついたテストを受けたりすることができます。
第四歩:できる限り学校の通常授業に参加する。
もし授業の内容が聞き取れないと感じたら、必ず保護者や先生に早めに伝えましょう。単語の意味が分からない、日本語のリスニングが苦手、などの理由がある場合は、必要に応じて個別指導を受けることで、授業の理解や宿題の提出といった、まずは基本的な学習目標を達成できるようにしましょう。
第五歩:積極的に部活動に参加し、友だちをつくる。
無理にすべてのグループに溶け込もうとする必要はありません。
クラス全員と友だちになる必要もありません。人それぞれに興味や関心は違います。
たとえば、もし以前サッカーが好きだったなら、学校のサッカー部に積極的に参加してみましょう。
自分の興味を出発点に、同じ趣味を持つ友人と交流し、心を開いて付き合うことが大切です。
第六歩:問題があればすぐに伝え、すぐに解決する。
転校してきた最初の半年は、さまざまな問題に直面することがあります。
保護者は定期的に子どもの様子に注意を払い、学生本人も問題があればすぐに保護者や先生に相談しましょう。
問題をため込まず、保護者と先生が一緒になって早期に対応することで、学生がより早く日本の学校生活に適応できるようにサポートしましょう。
まとめ
海外で学校に通えるということは、とても素晴らしいことです。
きっとどのお子さんも、少しずつ日本の学校生活に適応していけると信じています。
もし日本に来たばかりで、日常の学習に苦労していたり、日本語や生活面でのサポートが必要な場合は、ぜひ「日晴塾」にご相談ください。